感情

負の感情の三角形

負の感情は大きく3つある

負の感情はたくさんありますが、大きく分類すると3つあります。

1)怒り
2)悲しみ
3)恐れ

感情による質の違い

この3つの感情は質が異なります。

怒りは、上向きのエネルギーです。外に向かうエネルギーです。
悲しみは、下向きのエネルギーです。内側に向かうエネルギーです。
恐れは、上でも下でもありません。収縮するようなエネルギーでしょうか。収縮すると同時に反発するエネルギーも生まれます。

3つの感情は欠かせないもの

この3つとも私たちにとって欠かせない感情です。

必要以上に多いのは困りますが、まったくないのは問題です。

誰かが自分に誹謗中傷を言ってきたとき、怒りが出るのは当然です。
大切な人が亡くなったとき、悲しみが出るのは当然です。
自分よりも強い人に暴力を振るわれそうになったとき、恐さが出るのは当然です。

感情を抑圧すると問題になる

大切なことは、これらの感情をきちんと認め、適切に感情を出すことです。

問題となるのは、これらの感情を抑圧し、意識下にたまっていき、それが自分のコントロール外で出てしまうことです。

たとえば、怒りならば、キレる。
悲しみならば、うつになる。
恐れならば、不安症になるなどです。

そのままの感情を感じることが大事

感情を抑圧しないために大切なことは、怒りであれば、怒りとして認め、怒りとして出すことです。

悲しみであれば、悲しみとして認め、悲しみとして出すことです。

恐れであれば、恐れとして認め、恐れとして出すことです。

これが「ものすごく大切」で、かつ「かなり難しい」ことなのです。

多くの人が感情を変換している

怒りを怒りとして出すのは当たり前で、そんなことは当たり前にやっていると思っている人が大半でしょう。

しかし、実は多くの人が感情をそのまま受け止めておらず、別の感情にすり替えています。

感情変換のパターン

パターン1)怒りが抑えられ悲しみになる

他者から思いっきりバカにされたとします。
怒りが出るはずですが、そのとき、怒りを抑圧して、悲しみに向かう場合があります。

相手を責めるエネルギーではなく、自分に向かうエネルギーに変換します。

パターン2)怒りが抑えられ恐れになる

他者から思いっきりバカにされたとします。
その他者が自分よりも立場などが強い人だとします。
このとき、怒りは抑圧され、恐れが主流になります。

そうなると自己防衛のエネルギーに変換されます。

パターン3)悲しみが抑えられ怒りになる

大切な人を失ったとします。
そのとき、後悔として自分に怒りが向くか、あるいは関わる他者に怒りが向きます。

悲しみは抑えられ、強いエネルギーが他者(外側)あるいは自己(内側)に向きます。
内側に向いたときは、怒りではなく、罪悪感になります。

パターン4)悲しみが抑えられ恐れになる

大切な人を失ったとします。

悲しみが抑えられ、失うことを恐れるようになります。
また、次にこんなことがあるのではないかと、喪失を恐れるようになります。

パターン5)恐れが抑えられ怒りになる

強い人から圧力を掛けられたとします。
本当は恐いのに、一瞬で怒りに変換し、怒りのエネルギーで相手に立ち向かおうとします。

恐れが強いほど、怒りとして反発する力が強くなります。

パターン6)恐れが抑えられ悲しみになる

強い人から圧力を掛けられたとします。
本当は恐いのに、悲しみに変換し、落ち込みます。

別の感情に変換されたときの問題

元々の感情を抑えて、別の感情になってしまうと、一つの問題が生じます。

それは「別の感情がいつまで経っても消えない」という問題です。

パターン1の場合、悲しみが延々に続くことになります。
パターン2の場合、恐れが延々に続くことになります。
パターン3の場合、怒りが延々に続くことになります。
パターン4の場合、恐れが延々に続くことになります。
パターン5の場合、怒りが延々に続くことになります。
パターン6の場合、悲しみが延々に続くことになります。

怒りの症状で悩まされている人は、悲しみか恐れが自分の中に抑圧されていないかを探ることが大事です。

悲しみの症状で悩まされている人は、怒りか恐れが自分の中に抑圧されていないかを探ることが大事です。

恐れの症状で悩まされている人は、怒りか悲しみが自分の中に抑圧されていないかを探ることが大事です。

なぜ別の感情の変換されるのか?

なぜ本来の感情を感じず、別の感情に変換されるのかについてはいくつか理由があります。

「こうあるべき」に縛られていると別の感情に変換されやすいです。

本来は怒りが出るはずなのに「相手を攻撃してはいけない」と思っている場合、怒りを抑圧することになります。
そのエネルギーが別の形で現れるのが感情の変換になります。

また、本来の感情を感じたくない場合も別の感情に変換します。

たとえば、見捨てられる不安や罪悪感を感じたくなくて、相手に怒りをぶつけているケースです。

うつや不安障害の人が見落としがちなポイント

鬱の症状で悩まされている人は、本来怒るべきことを怒っていないのかもしれません。
本来恐れるべきことをきちんと恐れていないのかもしれません。
恐れを隠しているのかもしれません。

不安症やパニック障害、強迫性障害などの不安障害で悩まされている人は、本来怒るべきことを怒っていないのかもしれません。
本来、悲しむべきことを悲しんでいないかもしれません。悲しみを抑圧しているのかもしれません。

抑圧した感情を感じられれば解消できる

そういった視点で見ていけば、抑圧した感情を見つけやすくなります。
感情に気づくことができれば、きちんと感じることで感情はなくなります。

当然ながら、変換された感情も消え失せます。

このトライアングル(三角形)関係は感情を単純化し、分かりやすくしたものですが、これを腑に落とすことができれば、極めて役立つはずです。


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西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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