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ハートを第一優先にしよう

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PSYCHO-PASS サイコパス

「PSYCHO-PASS サイコパス」というアニメがあります。

シビュラシステムというAI(人工知能)が管理している未来の社会を描いています。
人間の心理状態がシビュラシステムによって管理されて、犯罪係数が高い人はセラピーを義務づけられ、場合によっては隔離されます。

このアニメは犯罪を未然に防ぐ刑事の活躍を描いた人間ドラマです。

アニメの世界では職業適性などもシビュラシステムが決めます。
AIによってその人の幸せを最適化するように決められます。

依存的な人には最高の社会

依存的な人にとっては最高な社会じゃないでしょうか。

だって、AIが全部決めてくれるわけですよ。

自分の健康状態、心理状態を読み取って最適な食事を出してくれたり、住む場所も、職業も、結婚相手も、人生も決めてくれて、自分の個性や能力に合わせて、ベストな選択肢を選び、それを提供してもらえるわけですから。

自分で悩んで、失敗しなくても済みます。

傷つかない生き方ができるでしょう。

自立的な人には最低の社会

しかし、自立している人にとってはこれほどクソったれな社会もないでしょう。

自分で決められない社会です。

「自分がどうしたいか」というハートよりも、正しいか正しくないか、効率的か非効率か、損か得かというような思考(数値)が優先されるわけです。

ハートで生きる人間にとってはまさに地獄です。

もちろん、楽ですし、安全ですし、環境的には恵まれていますし、自分の能力の適性に応じた仕事ができるわけですし、相性のよいパートナーを見つけてくれるので、苦痛は最小化されています。

今の社会の価値観の延長線にあるのがPSYCHO-PASSの社会

苦を少なくするとか、効率を優先するとか、今の社会が大事にしている価値観の延長線上にあるのが、こういったAI社会だと思います。

「自分がどうしたいか」「自分がどう感じているのか」というのが二の次にされています。

ハートを第一優先にしよう

私がブログで主張していることは「ハートを第一優先にしよう!」ということです。

正しいか間違っているか、真実か否か、効率的かどうか、適性があるか否か、成果が出せるか否か、価値があるか否か、有利かどうか、勝てるかどうか、お金になるかどうか、認められるかどうか…

これらが最優先になっていることに私は違和感を覚えます。
違和感というような生易しいものではありませんが、まあ、軽い表現にしておきます。

これらを最優先にしているから、このような思いに悩まされます。

「やりたいことがあるけれども、お金にならなくて困る」
「やりたいことがあるけれども、自分には適性がない」
「どうせやっても先が見えている。うまい人のようにはなれないのが分かっているのでやりたくない」
「あの人、適性ないのに何でがんばっているんだろう?」
「無駄な努力なんてしたくない」
「この道に進んでも先がない」
「なんで私の才能はマニアックなんだろう?メジャーな才能じゃなかったんだろう?」
「この選択は間違っていて、あとで後悔するかもしれない」
「後悔するかもしれないからやりたくない」
「やりたいことやってうまくいかずに生活に困る状態が最悪だから、そうなるくらいならやらないほうがマシ」
「この分野でがんばっても勝ち組にはなれない」
「勝てる市場でなければ戦いたくない」
「これをやっても、世間からは白い目で見られる」

ハートが分からないのはハートを二の次にしているから

こういった思いにとらわれていたら、ハート最優先なんてできるはずがありません。
「ハートが分からない」のも当たり前です。

思考の行きつく先が「思考停止」社会

正しいか間違っているかとか損得といったようなものは、いわゆる思考・左脳・合理性です。男性性とも言えます。

その結果、行きつく先は「思考停止」です。皮肉ですね。

だって、AIがすべてを決めてくれるわけですから、考えなくて済むので、思考を使う必要がありません。

考えることは極めて大切なこと

私は思考を否定しているわけではありません。「感じることの大切さ」を伝えていますが、同じくらい「考えることの大切さ」も伝えたいと思っています。

考えることを大切にするには感じることを大切にする必要がある

「自分で考えることを大切にする」ためには、感じることを大切にしなければなりません

「これおかしいよね」という感覚を大事にしなければ、楽に流されてしまい、どんどん自分を失ってしまいます。

自分の意見・本音が分からないのは自分を失っているから

「自分の意見が分からない」「自己主張しようにも何が言いたいか分からない」「自分の本音が分からない」などというのは、自分を失った結果そうなっているということです。

自分を失った人が、自分の意見や本音を探ろうとしても見つかるわけがありません。浅い意見や怒りが出てくるに過ぎません。

自分を取り戻すしかないわけですね。

それが「自分とつながる」ということですよ。

自分がどう感じているのかを大切にする

そのために必要なことは、「自分がどう感じているのか」ということを大切にすることです。
そのうえで「どう思うのか」というのを大切にします。

自分が感じていることはコントロールできないところから生じている

人がどう思うかとか、どう判断するかとか関係ありません。
だって、自分から出てくる気持ちをコントロールできますか?

表面的な怒りや悲しみや恐れといったものはコントロールできますが、心の奥から出てくるような感情、気持ち、違和感はコントロールできないはずです。

「出てくるのだから仕方ない」というか、自分の意志の範囲外で勝手に出てきているわけです。

感じていることによいも悪いもない

それそのものに「よい悪い」はありません。
ただ、出てきているという事実があるだけです。

そこに対して解釈することなく、ただ、自分が感じたことを見つめて、大切にするしかないんです。

だって、どうにもできないじゃないですか。

それをコントロールしようと思考を使って抑え込んだ結果、本来の自分からどんどん離れていき、悩みが拡大しています。

自分の気持ちや思いをただ受け止めるという当たり前のこと

「自分のコントロール外で生じている気持ちや思いをただ受け止める」

こんな当たり前のことを当たり前にできないのはどうしてでしょうか?

価値にとらわれているからです。
成果にとらわれているからです。
損得にとらわれているからです。
正誤にとらわれているからです。
効率にとらわれているからです。
適正にとらわれているからです。
容姿にとらわれているからです。
真実にとらわれているからです。
勝負にとらわれているからです。
お金にとらわれているからです。
承認にとらわれているからです。

それらが大事じゃないとは言いませんよ。どれも大事です。
ですが、それが本質でしょうか?

あなたのハートを失ってまで優先するようなものでしょうか?

自分のハートが第一で、そのあとに意識するようなものではないでしょうか?

価値を最優先していることに違和感を持とう

「価値にとらわれるな」とは言いません。

それは相当難しいということは私自身よく分かっています。

でも「価値よりもハートを優先して!」ということであれば、そこまで難しくはないはずです。

まずは当たり前のように価値を最優先している現状に気づくことです。
そこに違和感を覚えているはずですが、そのシグナルを無視していませんか?

内側の旅で宝を見つけよう

そして自分がどう感じているのかを意識するところからスタートでしょう。

それは自分の内側の旅です。

外側の旅(外部環境を変えること、自分がそこに行くことで幸せを得ようとする旅)で心からの満足を得られない人たちは、もう、内側の旅に移行するタイミングです。

内側にあなたが心の底から求めていた宝があります。

それをぜひ見つけてほしいと心から願っています。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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