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ハートには二つの大事な要素がある

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ハートには二つの要素がある

ボクは「ハートで生きる!」ということを大きなメッセージにしています。

ハートというのは抽象的な言葉です。

いろんな定義がありますが、ハートには大きく二つの要素があると思っています。

ハートは愛

一つは「愛」です。

ハートというのは「心」、「温かみ」、「慈悲」、「思いやり」といったイメージがあると思います。

一言で言えば「愛」だと思います。

愛は最も女性的な性質でしょう。

愛は、男女の愛情だけではなく、友情、気配り、思いやり、慈しみ、共感、同情、喜びなども含みます。

愛の欠点

愛はとても崇高なものですが、愛だけでは不十分です。

愛が過保護に転ずると、相手の自立心を奪っていきます。

また、自分勝手な人に愛を注いでも、相手は余計にわがままになったり、自分の責任を相手に押しつけるようになるでしょう。

愛という女性性の資質に偏ると、弱さも目立ってきます。

女性性は「受け入れ」を司りますが、自分にとって害になるものまで受け入れてしまって、いろんな不都合や不利益を被ってしまいます。

女性性に偏ると、相手を気づかい過ぎるがゆえに他人軸になる傾向があります。

自分のことよりも他人のことを優先してしまいます。

これは、愛によって、思いやりを持つことで他人軸になるケースもあれば、弱さによって恐れから他人にどう思われるかが心配で他人軸になるケースもあります。

問題になっているのは後者のほうでしょう。

人は、女性性だけではなく、男性性も必要です。

ハートは意志

ハートのもう一つの要素は「意志」です。

「私はこうしたい!」
「私はこう思う!」
「私はこう感じる!」
「私はこうする!」
「私はこう生きる!」

自分の意志で、考え、感じ、行動するということです。

意志が強い人は、自分軸です。

「他人がどう思おうが、どう感じようが、どうしようが、私はこう生きる!」というのをしっかり持っています。

この強さは、男性性です。

意志の欠点

但し、意志だけでは問題が生じます。

愛のない意志というのは、言い換えれば「わがまま」「自分勝手」「傲慢」「支配」です。

他人が傷つこうが構わず、自分の言いたいことを言ったり、押しつけたり、そういう人も自分軸ですが、ただの自分勝手です。

男性性と女性性の両方を統合すること

男性性と女性性は相反する要素で、一見、どちらか一方を選択しがちですが、両方を統合することが大切です。

「思いやりがある自己主張」「相手のことを気づかったうえで自分のやりたいことをやる」「愛に基づく意志」「愛を増やすための強さ」「皆の利益になることにつながる行動力」「愛から来るリーダーシップ」「本当に相手のためを思った厳しさ」

などです。

ハートは、愛と意志の両方がなければなりません。
どちらかに偏ってもハートではありません。

元々愛が強いタイプの課題は、意志を育むことでしょう。
意志のない愛は、甘やかしによって依存する他者、自分の弱さから来る恐れや不安過多を生みます。
我慢や自己犠牲になりがちです。

元々意志が強いタイプの課題は、愛を育むことでしょう。
愛のない意志の強さは、ブラック企業の経営者のように、周りが苦しもうがお構いなく、自分の利益だけを追求します。

もちろん、多くの人はそこまで極端ではありませんが、どちらの傾向があるかを理解して、不得意なほうを育んでいくことが、ハートで生きることにつながります。

ハートで生きる人がどんどん増えるほど、愛が増え、多様性が増え、どんどん社会が豊かになっていくでしょう。

そんな社会になったらいいなと願います。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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