人間関係 PR

人間関係で本音を伝える大切さ

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

恋愛だけじゃなくて、友達関係や会社の人間関係でも、本音を伝えるということができないばかりにうまくいかないケースが山ほどあります。

ボクもそういう傾向があります。

昔は特に我慢しがちで、言いたいことがあってもグッと我慢していました。
今はだいぶ、我慢しなくなりましたが、それでもまだその傾向は残っています。

たとえば会社の人間関係で上司とうまくいっていなかったとします。
上司は高圧的に命令し、怒ってマネジメントするスタイルだったとしますね。

ちゃんと自分のニーズをハッキリ伝えられるといいのですが、ここで大事なのが、本当の気持ちを伝えることです。

「高圧的に命令するのは止めてもらえますか」
「怒るのは止めてもらえますか」

これだと、上司も反発します。
「お前のことを思ってやっているのになんてわがままな奴だ」となって、余計怒られてしまい、より人間関係がぎくしゃくしてしまいます。
単にニーズを伝えればよいというものではありません。

仕事の場合は合理的な説明(たとえば「褒めるマネジメントの方が部下の生産性は○割アップするそうです」など)もするのも一つの手ですが、相手の遠回しな批判になりがちなので、かえって態度を硬化させることもあります。

「怒られると萎縮して、自分に自信がなくなって、仕事のことが手につかなくなってしまうんです。
余計仕事ができなくなってしまっていて、かえって○○さんに迷惑をかけてしまいます。
なので、できるだけ怒らないで指示していただけると助かるのですが」

と伝えることができると、上司も分かってくれると思います。

恋愛もそうですね。
たとえば、彼が仕事で忙しくてなかなかデートに時間を割いてくれないケース。
このときの本音の感情は「さみしい」だとしますね。

でも、この「さみしい」を伝えるのは抵抗があって、ここを素直に伝えられなくてうまくいかなくなるケースが多いんです。

彼に「なんで、デートの時間を作ってくれないの? 私のことが大切じゃないわけ?」

なんて責めてしまいます。
責めてしまう気持ちも十分わかります。
なぜならこれまで我慢しているからです。我慢がたまっていると、表現するときには怒りのエネルギーで表現してしまいます。

shutterstock_98139248
彼にはデートの時間を作っていない罪悪感がありますから、そこを刺激されると、苦しいわけです。
でも、怒られると、人間、素直になれなくなります。
怒られて従うと、対等な関係が崩れるような感じがするからです。負けみたいな感じになります。
なので、「仕事が忙しいんだからしょうがないだろっ」なんて言いかえします。

怒ってもうまくいかないことが分かっている場合は、もっと別の表現をするかもしれません。

たとえば、「仕事でいつも忙しいと身体が心配だから、仕事をセーブして、息抜きしたら?」などと伝えます。
これでうまくいくケースもあれば、うまくいかないケースもあります。
単純に「心配してくれるなんてありがたい」と思ってくれるケースもあれば、そう思ってくれてもデートに時間を割いてくれるという目的にはまったく効果がないケースもあれば、かえって怒るケースもあります。

何となく本音をカモフラージュして、自分への心配にすり替えている感を感じると、なんかイラッとしたりしますし、彼女のために時間を作っていない罪悪感を刺激されて、怒りに変わったりします。

ちゃんと本音を伝えられたらいいんですね。

「デートの時間がなくてさびしい」と

この場合も彼は罪悪感を刺激されることにはなりますが、彼女の寂しさを解決する方向で罪悪感を解消しようとします。
つまり、デートする時間を作ることで罪悪感を解消します。
彼女のさびしいという感情を埋めるためには、デートが必要だということが彼もハッキリ分かるからです。
彼女が素直になっているので、男性側も素直になろうと思うんですね。

本音には本音。カモフラージュにはカモフラージュで対抗しようとするものです。

だから、ニーズではなく、もっと深い本音を伝えることが大事です。

そこで妨げになるのは、勝ち負けとか上下関係や対等にこだわるプライドや見栄です。

なかなか上司が部下に本音を言えないですよね。
プライドが邪魔して、弱さを見せられません。

また、男性は特に恋人に弱さを見せたくないものです。
女性だって同じです。
自分の弱い部分は隠しておきたいものです。

でも、それが捨てられて、自分の本音が伝えられるようになると人間関係はぐっとうまくいきます。

セルフラブが高い人(=自分のありのままを受け入れている度合いが高い人)ほど、自分の本音が伝えられます。自分の弱さもOKですから。

だから、うまくいくんですね。

まずは、自分の本音の思いや感情を探ること!
ここが見えていないケースがとっても多いです。
そして、それを伝えられるレッスンをしてみましょう。

自分の弱さを受け入れるには、セラピーが有効ですよ。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。