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錯覚資産(ポジティブ投影)について

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最近手に取った本で、投影という概念を使わずに同じことを表現しているものを見つけました。
とても面白かったので紹介します。

ふろむだ著「人生は、運よりも実力よりも『勘違いさせる力』で決まっている」

錯覚資産とは

私たちは物事を純粋に見ているわけではなく、自分の知識(価値観、イメージなど)を通して見ています。言い換えれば、「錯覚」して見ています。

たとえば、ある芸能人を見て、どんなイメージを持つかは人によって様々です。

ポジティブに錯覚してもらえる要因を著者は「錯覚資産」と呼んでいます。
本書の定義は下記になります。

錯覚資産とは他人が自分に対して持つ、自分にとって都合のいい思考の錯覚

イケメンはお得

イケメン政治家とそうでない政治家では2.5倍の票を獲得していました。
このとき、投票した人はイケメンだからという理由で投票したのではありません。

投票者は、人柄とか、政策とか、実績など、容姿とは別の理由から投票したと思い込んでいます。

錯覚資産=ポジティブ投影

無意識でその人の評価を上げてしまうのです。このポジティブ評価を心理学では「ポジティブ投影」と呼びますが、本書の呼び方では「錯覚資産」です。

錯覚資産があれば実力以上に評価される

錯覚資産がある人ほど、有利に働きます。

勝手に良いように評価してくれるからです。
たいした実績がなくとも、実力があって、実績もある人だと評価されます。
すごく得ですよね。

就職でも、就職してからも、恋愛でも、人間関係でも、常に有利で得をしています。
成功確率を何倍も上げます。

同じことを言っているのにすごく評価される人とあまりされない人がいます。
錯覚資産がある人ほど、高く評価されます。

実力主義は欺瞞

本書では、実力主義は欺瞞だと説いています。
錯覚資産を作れる錯覚力がある人のほうが出世します。

そして、錯覚資産を持たない人やマイナスの錯覚資産がある人は損だらけです。

マイナスの錯覚資産の持ち主

マイナスの錯覚資産の持ち主の典型例は犯罪の前科持ちの人でしょう。過去の過ちを認め、反省していたとしても、犯罪者の目で見られます。
就職や結婚などでもかなりハードルが高くなります。
相当人生が不利になるでしょう。

人生がイージーかハードかは錯覚資産で決まる

つまり、錯覚資産を持つ人は、人生がイージーモードで、錯覚資産を持たない人は、人生がハードモードになるということです。

錯覚資産は悪いものではない

本書では、人々がどのように錯覚をするかを解説しています。

錯覚資産は別に悪いものではありません。当たり前に生じる現象です。
学歴は錯覚資産の一つですし、ブランドも同様です。
ブランド自体は悪いものではありません。

錯覚資産そのものの理解を高めるうえで本書は有益です。

錯覚資産がほとんどない人への私からのメッセージ

ここからは本書の範囲外で、私の意見になります。

錯覚資産がほとんどなくて、人生がハードモードの人に向けた内容になります。

たとえば、容姿が劣っている、学歴がない、誇れるような実績がない、過去の所属先(学校やクラブ、会社など)にブランド力がない、お金もあまりない・・・などの人です。

錯覚資産がない人は損な体験ばかり

こういう人は、人生損ばかりしていると感じています。
実態以上に過小評価されるからです。見下されたり、バカにされていると感じることも多いでしょう。

錯覚資産が多い人をうらやみ、ねたむ

また、錯覚資産が多い人をうらやみ、ねたみます。容姿が良いだけでモテたり、楽しい経験をたくさんしていたり、就職も有利で楽な仕事内容で高給だったりします。
得な人生のスパイラルで、そういう人を見ると腹が立つでしょう。

なんとか人生を逆転させたい

しかし、うらやんでも、ねたんでも何も解決しないことも分かっています。
そのため、なんとか逆転したいと考えます。

そういった人をカモにする人たち

世の中にはそういう人たちを(無意識的に)カモにする人々がいます。
自己啓発系などはそういうのが多いと思います。
ハイリスク投資もそうでしょう。

得したいという衝動が強く冷静な判断に欠ける

錯覚資産が少ない人は損をしているがゆえに、人一倍「得したい」という衝動(ニーズ)を多く秘めています。

「得したい」の他にも「認められたい」「愛されたい」といった承認欲求も強いはずです。

そのため、冷静な判断を誤らせ、甘い話に乗ってしまいます。
冷静に考えれば、そんなはずはないと分かったり、インターネットや他者からなどで事前調査できたはずなのですが、「得したい」衝動が美味しい体験を求めて、たいして考えずに手を出してしまいます。
ハイリスクの賭けに、持てる資産や労力をつぎ込みます。

その先はお分かりでしょう。

大損します。

苦しみの悪循環へ

その体験によってますます悪い方向へ向かっていきます。

お金がなくなると精神的にも苦しくなり、セルフイメージは下がり、ますます被害者意識が強くなります。

最終的には無力感、絶望に至ります。
もはや、打つ手はないと思い、生きる力を失います。

錯覚資産がない人はどうすればよいか

では、錯覚資産が少ない人はどうすれば良いのでしょうか?

錯覚資産を作る努力をする!?

一般的に称賛されているやり方は錯覚資産を作る努力をすることです。
戦略的に錯覚資産を作ることに取り組むことです。
戦略を立て、錯覚資産を作ることをがんばり、成り上がって美味しい立場になるのです。

錯覚資産を作ろうとしてもうまくいかない可能性が高い

但し、この方向でがんばるのは実はなかなか難しく、うまくいかない可能性が高いと思われます。

欠乏感から行動するとうまくいかない

あり方が欠乏感のままで行動するので、うまくいかないのです。
「得したい」「分かってほしい」「認めてほしい」という欠乏感からそれを求めると、さらに遠のきます。

錯覚資産を作るというゲームから抜け出す

欠乏感を消化して錯覚資産を作る努力をするとうまくいくと思いますが、私はそもそも錯覚資産を作ろうとするあり方自体に反対の立場です。

錯覚資産を作って、人生を有利に働かせようとするゲームから抜け出すことを提唱しています。

錯覚資産というのはプラスに認められるということです。

つまり、認められるためにがんばるという生き方を変えるということです。

自分の喜び、ハートから生きて、結果を受け止めるという生き方です。

認められるということを求めなかったら、錯覚資産がなくても何の問題もありません。

スピリチュアルの観点から

スピリチュアルの観点からお伝えします。

人生や資質の設定は自分でしている

スピリチュアルでは、人生がハードモードの人は、自分でそれを選んで設定していると捉えています。

魂は、イージーモードで人生を楽しむことを目的としてこの世に生まれたわけではありません。そういう人もいるでしょうが、ハードモードで生まれた人は、ハードモードの中で学びたいことがあったからそう設定したのです。

この観点では錯覚資産を作ろうとする試みは逆効果

この立場に立つと、錯覚資産を作ろうとする取り組み(=人生をイージーモードにしようとする試み)は魂の目的にとってはマイナスになるため、成功しないか、仮に成功しても最後はうまくいかなくなるはずです。

早く学びや気づきを得ること

では、どうすればいいかの答えを言いますね。

ハードモードであろうが、自分を信頼することです。
自分を愛することです。
無条件に自分を信頼し、尊重し、愛することです。

誰かに認められるから、自分をポジティブに思えるという条件付き自己承認から、どんな自分でも自分で承認するという無条件の自己承認へ移行することです。

そうするためにハードモードの人生を設定してきたのだと私は認識しています。

イージーモードで自分を愛するのはたやすい

イージーモードで人生がうまくいって、自分を愛するのはたやすいことです。
でも、そこで作られる自己愛はぬるいもので、状況が悪くなれば自己愛は崩れます。

容姿が優れていて、自分の容姿を愛せるのは簡単な話です。でも老化や怪我、病気などで容姿が崩れたとしましょう。すると途端に自分の容姿を愛せなくなります。

これは条件付きの愛なのです。

ハードモードの人たちは無条件の愛を学びたい

ハードモードの人たちが学びたいのは、無条件の愛です。

魂はこっちを学びたいがために、人生をハードモードにしているのです。
悪条件であっても、自分を愛すること。これを学びたいのです。

無条件の愛を知る方法は自分で考えること

じゃあ、どうやって自分を愛するかというと、いろんな方法があると思います。

いろいろ試してみてください。

自分で考え、悩むプロセスに意味があると思っています。
その過程で気づきが起きたり、自己信頼感が高くなるのです。

カウンセリングやセミナーでもサポートしています

ハードモードだから不幸であるというのは間違い

ハードモードの人は大変だと思います。
でも、だから不幸というわけではありません。

ロールプレイングゲームでいきなり最高レベルからスタートしたらどうでしょう?

はじめは楽しいでしょうが、すぐに飽きるでしょう。

レベルが低いからこそ、成長の喜びや可能性にワクワクできるのです。

ハードモードから抜け出すには早く学び終えること

とはいえ、ハードモードの苦しさは私自身も分かりますし、そこから抜け出したいと思うのは当然です。

だからこそ、小手先のテクニックでイージーモードに変えようとするのは逆効果であることを伝えています。

そして、魂は自分を苦しめるためにハードモードを課しているわけでありません。逆です。愛を、喜びを知ってほしいがために一時の困難を引き受けているのです。

だから、それを早く知ってもらいたく、魂が本来気づきたかった「気づき」や「学び」を得るサポートをしています。

魂が本来気づきたかったことに気づけたとき、自分のハードモードの人生に感謝が生まれます。
完璧な人生を送っていたことに気づけるでしょう。

結果的にハードモードの人生から抜け出すことができるのです。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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