恋愛の心理学 その2

前回(恋愛の心理学その1)の続きです。
セルフラブが低いと起こることの事例を挙げていきます。
分かりやすいように少し極端に書きますね。

  • Aさんは、相手に愛されるために相手に尽くします。何か不満があっても我慢して、相手に合わせようとします。相手に対する不満も言えずに我慢します。我慢と犠牲の恋愛ですが、相手に愛されなくなるよりはマシなので、相手の言いなりです。
  • Bさんは、相手に愛されるために相手好みの自分を演じます。本当はおしゃべりが得意ではなく、内向的なタイプなのですが、それでは相手に嫌われると思い、外交的なタイプを演じます。すごく疲れる恋愛ですが、相手に愛されなくなるよりはマシなので、自分を演じ続けます。
  • Cさんは、ダメ男(女)を好きになります。すごく依存的で何もやらない相手なのですが、好きな面もあるし、相手を助けてあげたい気持ちが強いので、Cさんの負担が多いけれど、我慢します。たまに暴力を受けても我慢します。
  • Dさんは、恋愛自体を無意識に避けます。意識では恋愛相手を求めているのですが、無意識では避けています。告白してフラれるのが恐かったり、告白して成功してもフラれたときのことを考えると不安だったり、付き合ってみて相手が自分にがっかりされるのが恐かったり、自分が優位に立てない恋愛がしたくなかったりします。高すぎる理想を持つこともあります。
  • Eさんは、愛してくれない人を好きになります。「私はなぜか愛されたい人には愛されない」と真剣に悩んでいます。しかし、本当は愛してくれない人を自分で選択しています。意識的にではなく、無意識にです。
    なぜなら、無意識には「私は愛されない存在だ」というビリーフがあるからです。私たちはこのビリーフにマッチしていないとなぜか居心地が悪いのです。矛盾しているように思えますが、愛してくれる相手だと居心地が悪く、愛してくれない相手だと居心地がよいのです。「ほら、やっぱりね」と確信し、そこに安住しています。

他にもいろいろあるでしょう。
もっと詳しく知りたい方は、本「恋愛・職場の人間関係が驚くほどうまくいく」を見てください!
こちらはもっと豊富に具体的に事例を挙げて詳しく説明しています。

もし、セルフラブが高くなれば、Aさんたちはどう変わるでしょうか?

  • Aさんは、我慢と犠牲の恋愛はやめるでしょう。もちろん我慢を全くしないということはあり得ません。相手に嫌われることを恐れて、過度に尽くすことはしなくなるでしょう。言うべきことは言えるようになります。「尽くさなければ嫌われる」ではなく、「相手が喜ぶからやる」に変わります。前者は恐怖が動機です。後者は愛情が動機です。
    前者は満足感がありませんが(ほっとするだけ)、後者は満足感があります。
  • Bさんは、自分の嫌なところを受け入れているので、演じることはしなくなります。おしゃべりが得意でなく、内向的な自分も受け入れているので、その状態にダメ出しすることなく、自然に無口で内向的でいられます。
    そのことで相手から嫌われたとしても、仕方がないと思います。なぜなら、素の自分自身を受け入れてくれない相手は真のパートナーとは呼べないからです。むしろ早めに分かってよかったと思うでしょう。
  • Cさんは、ダメ男(女)ときっぱり縁を切るでしょう。私にふさわしい相手ではなかったことに気づき、もっと私を大切に扱ってくれるパートナーを新たに見つけるでしょう。
  • Dさんは、セルフラブが高いので、フラれたとしても自己価値に傷がつくことはありません。もちろん、好きな人とうまく行かないのはショックですが、「自分が魅力的でないからだ」とは思いません。フラれる恐怖よりも、付き合える喜びを選べるので、積極的に相手にアプローチできます。フラれる恐怖が少ないので、きちんとフルこともできるようになります。恋愛初期のハードルが低くなるのでお付き合いのチャンスが増えます。
  • Eさんは、「私は愛されない存在だ」→「私は愛される存在だ」というビリーフに変わっているので、無意識でも自分を愛してくれる人を求めます。自分を愛してくれない人には興味がなくなります。
    自分が自分を愛する分、相手も自分のことを愛することを実感します。 

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ちなみにセルフラブが高いと、パートナーがいなくてもOKになります。
いてもいいし、いなくてもOKです。
自分を幸せにするのは自分であることを知っているので、幸せを相手に求めません。

恋愛のメカニズムを簡単に説明しました。

じゃあ、「セルフラブはどうやって高めるの?」というと、方法は説明できます。
著書にも書きました。
具体的な実践方法と理論背景は、セルフワーク講座で詳しくレクチャーしています。
ただ、実際にセルフラブを高めるのはかなり長い道のりであることを覚悟してください。
半年~数年、十数年かかると思ってください。

ただ、早い人では半年~1年くらいで大きく変わりますし、十数年といってもそれまで全く変わらないわけではなくて、徐々にセルフラブは高まっていきます。

セルフラブは、自分自身を受け入れている度合いです。
セルフラブを高めるには、まず、自分には何が欠けていると思っているのか、何を見たくないのか、何が嫌なのか、何がダメだと思っていてだから自分には価値がないと思っているのかを把握する必要があります。

それをセルフワーク講座の第1回、第2回で探っていきます。

まずは表面的に感じている「ニーズ」や「欠けているもの」「嫌いなもの」を探っていきます。
ただ、これはあくまで意識的で表面的なものであり、もっと重要なのは潜在意識にあるものです。
潜在意識にあるものを探るには、「問いかけ」のスキルが必要です。

これをセルフワーク講座の第3回、第4回でレクチャーします。

そうやって見つけた「ニーズ」「欠けているもの」「嫌いなもの」を受け入れるテクニックのレクチャーを第4回~7回で行います。

そうやって、少しずつ自分がネガティブに思っていた面を受け入れていきます。
闇と光の統合ともいえます。
これらのことを通じて、セルフラブが高くなります。

すると、行動が変わります。
他人から愛や承認を求めなくても、自分の価値があることを知っているため、「他人にどう思われるか」ではなく、「自分がどうしたいか」が重要になります。

自分のハートからの行動ができるようになります。恐れがそれを邪魔しないようになります。

心地よい自分でいられることができます。
仮に、その自分を世間では「病気」とレッテルを貼ろうが、自分らしくいられ、自分を責めません。
また、自分を受け入れられる分、相手も受け入れられるようになります。
そのため、相手の価値観を認められるようになります。

セッションでもここを目的としていますので、セルフラブを高めたい人に受けてもらいたいと思います。
オススメは、セルフワーク講座で自己ワークもやりながら、並行してセッションも受けるやり方です。

ボク自身がそれで効果を上げたので。

恋愛の心理学 その1

2014.10.20

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ABOUTこの記事をかいた人

よっし~(西川佳宏)

心理カウンセラー/セラピスト(東京・新宿)。「心地よく、自分らしく、生きる」ためのサポートを提供。得意分野は人間関係の悩み、対人恐怖の悩み、感情・自己否定・マイナス思考の悩み、不安・恐怖の悩み。柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら