感情 PR

感情の抑圧が苦しみを生む

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

抑えられた感情が蓄積されることで問題が生じる

怒りが起こったとき、素直に怒りが出せたら、いずれ怒りは消えます。

悲しみが起こったとき、素直に悲しめたら、いずれ悲しみは消えます。

出てくる感情を何らかの理由で抑えるとき、感情は蓄積されることになります。

もちろん、感情を抑えることは大切です。
社会生活を営む上で必須です。

大人が人前でも赤ちゃんのようにビービー泣いていたら変ですよね。

とはいえ、私たちの多くは、感情を出しすぎることよりも、感情を抑え過ぎてしまっていることで問題が生じています。

溜め込んだ感情は、何もしなければそのまま残っているので、心身に何らかの不快感があります。
スッキリしない何かがあります。

但し、多くの人たちは表面的にはそこまで問題になっていません。

表面的には問題になっていませんが、抑圧された感情と人生を無意識で制限しているビリーフには深い関係があるので、本当は全員の問題とも言えます。

少しくらいのスッキリしない感覚であれば我慢できるからです。
身体は結構なレベルまで耐えてくれるので、だましだましやっていくことができます。

問題になる人の場合は、蓄積された感情が自分の器を越えた場合、あるいは慢性的に器ギリギリの状態の場合です。

そういったケースが起こるのは様々な可能性があります。

ストレスを生む出来事が重なると

一つは、ストレスを生む出来事が重なった場合です。

仕事で大きなミスをして仲間に多大な迷惑をかけ、強い罪悪感を感じることが起きたとします。
そのリカバリーで連日夜遅くまで残業し、体力的にも厳しい状況のとき、子どもが事故で入院したとします。
子どもの心配やケアでさらに負担がかかり、限界を超えて活動します。
子どもは無事退院し、仕事も一段落してホッとしたとき、すでに限界まで達していた影響で、糸が切れた瞬間、心身に急激なダメージが来ます。

これは一つの考えられる例ですが、ストレスを生む出来事が二重、三重と重なったとき、処理できる範囲を超えやすいので、問題となります。

感情を抑える習慣があると

他のケースは、感情を抑える習慣がある場合です。

こういう人たちは、どこかで破たんします。
感情エネルギーが蓄積され、いずれ限界を迎えます。

怒りがあるのに、怒ってはいけないと思っていたり、
悲しみがあるのに、メソメソするなんて情けないと思っていたり、
恐怖があるのに、強がって見せたり、

そんなふうに感情を抑えることで、どんどん蓄積されます。

感情を何か別な思いで抑えてしまうのです。

ネガティブな感情をダメだと思っていたら、抑圧に向かいやすいです。

ネガティブな感情に対するイメージを知ろう

皆さんはネガティブな感情についてどんなイメージがありますか?

怒り、怒ることについて、どんなイメージがありますか?

悲しむことについてはどうですか?

不安が起こること、恐がることについてはどうですか?

ネガティブなイメージが強いほど、抑圧しやすいでしょう。

自分を責めることで抑圧するケース

また、自分を責めることで抑圧するケースもあります。

相手への怒りがあっても、自分が悪いんだという思いが出てきて、怒りのエネルギーが自分を責める方向に向かいます。

でも、怒りのエネルギーはすべて解消されません。
相手への怒りを抑圧しているので、そこは残ったままです。

そして、自分責めはさらに別の感情を生み出します。
自分を責めることはとても苦しいです。
落ち込んだり、悲しくなったり、自分への怒りだったり、あきらめだったり、無力感だったり、悔しさだったり、たくさんの感情が湧いて、さらに溜まっていきます。

そうしてどんどん苦しくなっていきます。

出てくる感情をそのまま認める

出てくる感情をそのまま認めてあげることができれば、大きな問題にはなりません。
出てきても処理できます。

抑圧するから溜め込んでしまい、溜め込んだものはかなりの強いエネルギーになるので、処理がしにくくなります。

大切なことは2つ。

  • 感情が出たとき、できるだけ抑圧しないこと
  • 仕事など、抑圧が必要なときは、抑圧に気づいてあとできちんと処理すること

処理の仕方が分かったらいいですね。

感情処理のオススメはEFT

オススメはEFTです。
効率的に感情解放できるツールです。

EFTのやり方(元EFTトレーナーがやり方を分かりやすく丁寧に解説)2017.11.30現在、EFTトレーナーを辞退したため、現在はEFTトレーナーをやっておりません EFTのやり方動画 EFTの...

怒りを相手にぶつけるのはあまりスマートな方法とは言えません。
相手も不快になるのでエスカレートしてきます。

相手に怒りをぶつけてもいいですが、EFTなどで怒りのエネルギー自体は処理できるので、そちらの方がスマートでしょう。

感情の抑圧に結び付くようなビリーフ

感情を抑圧するようなビリーフがある場合は、そこが緩むようなワークをすることをオススメします。

抑圧に結び付くようなビリーフは下記のようなものがあるでしょう。

「相手に怒りを出してはいけない」
「怒りを出すと嫌われて仲間外れになる」
「いつも温厚であるべき」
「怒るのは私らしくない」
「怒っても無駄だ」
「泣くのは男らしくない」
「泣くのは弱い証拠だ」
「男たるもの泣くべからず」
「泣くのはダサい」
「落ち込む奴は暗い」
「いつも元気がいい」
「恐がるのは男らしくない」
「恐がるのは弱い証拠」
「ビビる=負け」
「ポジティブばかりであってほしい」
「ネガティブな感情はネガティブな出来事を引き寄せる」
「状況がこんなふうになっているのは私のせいだ」

ちょっと考えただけなので、まだまだたくさんあるはずです。

元々感情が出せない人の場合、感情を出すことの大切さを知っただけでは感情を出せるようにはなれないでしょう。

感情が出せない理由

感情が出せないのは理由があります。

簡単に言えば、感情を出す方のデメリットが大きいと感じているからです。

感情を出すと嫌われると思っていたり、ますます攻撃されると思っていたり、孤立すると思っていたりすると、感情を出さない方がマシなので感情を出さずに何とかしのごうとします。

一時的にはしのげますが、あとでつけを払うことになります。

そのため、感情を抑圧する傾向にある人は、奥にある原因をプロに探ってもらって、解消しておくことが手っ取り早いです。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

POSTED COMMENT

  1. j長沼 美智子 より:

    私は30年心理学の本を読みセミナーにも通いました。先生のように心健康になれず。
    母は、ヒステリー境界線人格障害認知症、父強迫神経症、妹不潔恐怖、依存性人格障害と私は思います。母はあ、認知症認定うけてます。
     もとナースです。私は。疲れ切り事故の後遺症で1カ月はん休んでます。息子はいじね、ひきこもり、非行とお決まりコースをいきました。
     先生のメッセージでこころ温まりました。
    そうだそうなんだ。とわかってもらえたうれしさのかたまり。
    ただ上司や同僚」にいつも親のようなひとがいて職場で感情的に怒鳴ったりひどい態度をとるひとがいる。好意をかってな思い込みで、誤解されそれを解くにも聞き入れられず、つかれ切っていました。どうして嫌いな人に自分が同じとこがあるのか、いろんな先生がいうけど解せない気持ちでしたが、先生のメッセージで頷けた。私は感情をだしてはいけないと親からすりこまれていいたからです。そうゆう人が許せなかった。職場なのに、大人なのに。私は何も悪いことしてないのに、自分の気分機嫌で、なんで、私にこんなひどいことができるのか?理解できない。
     私が、嫌われてるとしか思えない感じで。
     ただ私も境界線を意識して自分を守ろうとは思っていたら先生をPCで見つけたので、シンクロかな?と思いました。
     今、仕事休んでパートで、お金が、まったく入らないことに不安で、対処の考えも浮かばずげんなり。
     こんなこと何度かあったけど、いつも自分の体調なのだ。
    自分で、今回も治療しました。
    もとナースですが、今職場の上司が、先生で修業中。マッサージはしてますが、気の治療は、自分と家族のみ。
     私は、安心感とほっとすることがなかった。
    それをずっと求めてきました。今でもちいさな物音にもドキとかビクと体がなります。
    自覚以上の恐怖が入っているきがします。
     体調を壊し始めて貯金も無くなり経済的不安もかなり体調とリンクして悪循環になってる感じです。
     長いメールで申し訳ありません。
    わかりやすいメッセージに感謝します。
    どうもありがおとうございました。

    • 長沼 美智子さま

      コメントありがとうございます。

      幼少期の環境やその後も続く嫌な出来事で生じた感情が十分に発散できないことで心や身体が苦しくなります。

      コメントを読む限り、たくさんのおつらいことがあったのだろうと推測します。
      大変でしたね。

      そして、今も体調面、経済面で苦しんでいらっしゃるのですね。

      癒しが進むと自分の中で安心感が出ます。
      但し、それは幼少期を含めたいろいろなつらかった出来事に付随する感情を解放したのちに訪れます。

      お金、体調、両方とも大きな問題でこれはさらにストレスを増します。

      まずはご自身の身体を大切になさってください。
      経済的にもなんとかゆとりが持てるようになればいいですね。

      そして、もしよかったら、過去の感情を吐き出すことを続けてみてください。
      年単位でかかると思いますので、気長にやってみてください。

      ブログが参考になれば幸いです。

      よっし~(西川佳宏)

  2. 長沼 美智子 より:

    親に泣くな,怒るなといわれ、我慢ばかり、他人にいつも八つ当たりされてむかつくのにあっとうされてなにも言えないすごくくやしい思いばかり。なせ?あんなひどいことできるなかわからない。
    かなしい思いばかり。

  3. 長沼 美智子 より:

    親に感情を、抑えつけられてきた。他人に八つ当たりされるこたが多い。言い返すことも、あっけにとられてできず。くやしい思いばかり。なぜどうしてばかり。
    なんであんなひどいことできるのかわからない。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。