願いがかなうって本当?
自己啓発、スピリチュアルの人たちは「願いはかなう」と説きます。
引き寄せの法則の本にも「望めばかなえられる」と書かれています。
潜在意識関係の本やセミナーでも「潜在意識に願えばかなえられる」と書かれています。
私たちは言います。
「だって、お金を望んでも貧乏なままじゃん」
「素敵なパートナーを望んでも、いつまでも独り身のままだし」
「行きたい会社、やりたい仕事をこんなに望んでいたのにかなわなかった」
「『願いはかなう』なんて嘘ばっかりじゃん」
すると、反論があります。
願いがかなわないと言っている人たちへの反論
「顕在意識ではそう願っているけれども、潜在意識では全く反対のことを願っているんだよ」
とか、
「いや、キミたちの願いはすでにかなっているんだよ。
頭ではお金持ちになりたいと思っていても、潜在意識で『私はお金持ちになれない』と信じているんだ。
そして、信じていることは、そうあってほしいと願っていること。だからキミの願いはすでにかなっているんだ」
とか、
「お金が欲しいと望んでいる状態は、すでにあなたはお金に欠乏している状態だ。つまり、『私はお金に欠乏している』という信念がある。その信念が現実化しているんだ」
そして、願いを手放しなさい、執着を手放しなさい、などと言われます。
願いを手放すことの矛盾
仮に、願いを手放せたとしましょう。
執着を手放せたとしましょう。
そして、以前の願いがかなったとします。
でも、それってうれしいことでしょうか?
「欲しい」と思うときに手に入るのがうれしいのであって、「別にどっちでもいい」というときに手に入るのなら意味ないと思いませんか?
それなら「『願いはかなう』とか言うなよ!」ってボクは思います。
願いを手放した時点で願いではなく、『願いがかなった』ことにはなりませんよね。
なので、「願いがかなう」とか「引き寄せの法則」が仮に真実だとしても、ほとんど意味がないものだと思います。
そんなほとんど意味がないものに、すごいポジティブな意味づけをして宣伝されているような気がします。
ボクは引き寄せの法則に批判的なことをブログで書いていますが、個人的には法則自体は信じているんです。割と。
執着を手放したときに、以前の望みがかなっていたということを体験していますし、実際に体験談も聞きます。
この手の法則を信じるか信じないかは自由です。
ボクは信じていますが、信じることの弊害も大きいので信じないほうが個人的には良いと思っています。
願いをかなえる方法(ヒント)
信じている人にとっては、どうしたら執着を手放して、願いをかなえられるか知りたくありませんか?
ボクも知りたいです(笑)
つまり、ボクもどうしたらいいかは分かりません。
なので、皆さんが期待する情報は提供できません。
タイトルは虚偽でしたね。
ただ、ヒントをお伝えすることはできます。
望みを正しく望むこと
一つ確実に言えることは、望みを正しく望むことです。
「望みを正しく望む」というのはどういうことかというと、本当の望みと、実際の態度に差が出ないようにするということです。
つまり、この差がある人が多いのです(もちろんボクも)。
心の奥底では「すっごい結婚したい」のに、表面的には「結婚したい気持ちが必死だと周りから引かれるかも」とか「すっごい結婚したいのに結婚できない自分は負け犬でみじめに思えて、そんな自分を認めたくないから大して結婚したくないふりをしよう」などと思っていれば、差がありますよね。
そして、ほとんどの人が「差」を持っているのです。
心の奥底では「楽してお金持ちになりたい」のに、表面的には「楽してお金持ちになるなんてとんでもない」とか「お金は苦労して手に入れるものだ」とか「楽して手に入れたお金は必ずすぐに失う」などと思っています。
これも「差」がありますよね。
この差が少ないのが、自分に正直であること、自分の気持ちに素直であること、等身大の自分であること、自分の本音で生きることです。
表現はいろいろありますが、意味は一緒です。
これがすごく重要なことです。
引き寄せを例に出しましたが、本当はそんなのどうでもよくて、ここを伝えたいのです!
自分の癒しに大切なことはここです。
本音を重視する
とても重要なので繰り返しますが、これが自分に正直であること、自分の気持ちに素直であること、等身大の自分であること、自分の本音で生きることです。
「すっごい結婚したい」のと「「結婚したい気持ちが必死だと周りから引かれるかも」とどっちが本音ですか?
「楽してお金持ちになりたい」のと「楽してお金持ちになるなんてとんでもない」はどっちがが本音ですか?
私たちは、本音を無視しています。
本音が潜在意識の中にたくさん隠れています。
気づいていない本音がたくさんあります。
表面の本音と心の奥底の本音の違い
「いや、私は『結婚したい』『お金持ちになりたい』と思っている」と思うかもしれません。
でも、断言しますが、それは本当の意味で本音ではありません。
仮に、本当の意味で自分の奥底の思いにたどり着いたとしましょう。
それが「結婚したい」「お金持ちになりたい」だったとします。
そのとき、それは本音です。
同じ言葉、思いですが、まったく違うものです。
ここは説明するのが難しくて理解しにくいかもしれませんが、同じ言葉であっても、表面上の気づきと深い気づきはまったく別物です。
心の奥底の本音を受け入れる
そして、深い思いに気づいたとき、その思いをそのまま受け入れます。
つくろったりせず、それを大切にします。
すると、不思議なことにその思いが満たされるんです。
抑圧が外れて、執着が弱まります。
本音の先にある願いと感覚
そして、できればそこからもっと深いところまで見ていっていただきたいです。
それは「結婚したい」「お金持ちになりたい」の先にあるものは何かということです。
私たちは、「結婚」や「お金」を求めているわけではないのです。
結婚はただの契約、お金はただの信用に過ぎません。
その先にあるもの、本当に求めているものを見ていってください。
たとえば、「素の自分が出せて楽しく過ごせている」だったとします。
そしたらさらに、それを満たしたときに感じる感覚を探っていってください。
それこそ、あなたが本当に求めているものです。
本音の願いの執着につながっている恐れ
そして、もう一つ大事なこと。
その本音の願いの執着につながっている恐れを見ていきます。
その恐れに気づき、恐れがあることを素直に認めます。
そして、恐れをただ感じていきます。
願いをかなえるよりも大切なこと
その後、願いがかなうかどうかは分かりません。
でもね、そこには以前よりも楽に自分らしくいられる自分がいることは保証します。
そして、願いがかなうよりも断然素晴らしいギフトがそこにあるんですよ!!!
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よっしーさん、こんにちは!
ブログ記事ありがとうございます。
楽しく拝見しました。
自分で自問自答したとき、最初に結婚したいと思うその先に
「生き生きと生活している自分」が見えたんです。
なので、結婚にこだわらずに、やりたいことをやって、人生を楽しもう!
と決意しました。
そして、今まで遠慮してた習い事などにも参加し始めた矢先、母が緊急手術&入院しまして…。
先日、お見舞いに行ったとき母からしみじみと
「こんなこと言って悪いけど、貴女が家に居てくれて本当に良かった。ありがとう」(結婚して家を出ていたら心細かった)というようなことを言われました。
結婚出来ない自分は価値がないと思っていたので、少し救われたような気がします。
多分、私の恐れは、価値のあるなしへのこだわりなのかな、と記事を通して感じました。
また、ブログ楽しみにしています!
S.Kさん
こんにちは。コメントありがとうございます。
ブログ記事楽しく読んでくださりうれしいです。
>自分で自問自答したとき、最初に結婚したいと思うその先に
「生き生きと生活している自分」が見えたんです。
なので、結婚にこだわらずに、やりたいことをやって、人生を楽しもう!
と決意しました。
素晴らしいです!
記事を書いてよかったと思いました。
結婚という手段ではなく、人生を楽しむというゴールに直接追求するほうがシンプルです。
いずれ、人生を楽しむことを共有できるパートナーができればよいですね。
自分自身が楽しむのが先で、それができていなければパートナーがいても同じだと思います。
幸せを相手に依存してしまうというか、相手に楽しませてもらおうという思いが根底にあれば結局楽しめませんよね。
一人でもハッピー、二人でもハッピー。
「結婚できない自分=価値がない」
そういう価値観は多かれ少なかれありますよね。
私もまだ少し残っています。
世間がそういう価値観ですからね。
でも本質は「結婚」という形ではなく、中身ですよね。
今後ともブログよろしくお願いします。
よっし~(西川佳宏)