スピリチュアルの本やブログで言われていることに、「すべては完璧な存在だ」という言葉があります。
ボクはこの意味を身体で落とし込んでいるわけではなく、頭の理解でしかありませんが、カウンセリングにも通じるなと思っています。
カウンセリングで誰かの癒しのお手伝いをしてきたこと、そして自分を癒してきた経験から、すべてのメッセージは「あなたには欠けているものはない」というのを教えてくれるものではないかという思いを持っています。
これはボクがただ思っているだけで、実際には勘違いかもしれません。でもそうであることをボクは信じています。
というのは、カウンセリングで行っているのは、自分が持っていないと思っているものは、実はすでに持っていたという気づきを得ることだからです。
それはよいことだけではありません。悪い側面もそうです。
まあ、よい悪いとはただ単に解釈の違いなんですが、一般的な価値観で悪いと言われるようなもの。
たとえば、「傲慢」「憎悪」「軽蔑」「嫉妬」「迫害」「攻撃」「弱さ」「薄情」「虚偽」「騙し」「汚さ」「迷惑」「依存」「怠惰」「ずるさ」…。
これらだって自分が持っていないというのは大嘘で、どんなものもすべて持っているんですよ。
そして、もちろんよいものもすべて持っています。
挙げればキリがありません。
「私は存在する価値がない」「私は無力だ」「私は悪い存在だ」「私は愛されていない」…などというのはすべて誤解なんです。
そんな誤解をいつまでも持っているから、宇宙か何かか分からないけれど、しびれを切らして、
「お前、いつまで勘違いしとるんじゃ! 早く気づけ!」
って気づくような仕掛けを送っているんじゃないかと思うんです。
それは、人によって違うし、ステップがあると思います。
いきなり全部に気づくことは難しいから、「今はこれに気づきなさい」ってある特定の課題が与えられている感じがします。
そして、人によってはすごく重いものを与えられます。重いものを与えられたらすごく苦しいです。
でもね、確信を持って言えることは、自分で乗り越えられない課題は与えられないんです。
「だから大丈夫」なんてそんなことを軽々しく言うつもりはありません。
苦しいものは苦しいし、「なんで私だけが」「どうしてこんな苦しいの」っていうのは変わらないと思います。
それでも、その状態は乗り越えられるはずです。だって、自分の本質が与えた課題だから。
あえて酷な言い方をすると、「これまで気づけなかったから、それほどまでに強い爆弾を落とされた」ということです。爆弾を落とされたというよりも自分で強い爆弾に育ててしまったというほうがより正確です。
残念ながら、そこまで鈍感だったということです。そこまで我慢強かったとも言えるかもしれません。
「でも、他人は違う。他人はそんなに苦労していない…」
そう思うかもしれません。
他人は関係ありません。その人オリジナルの学びと人生があります。
今度はあえてよい言い方をすると、あなたはそれほどまでに大きな気づきを得ようとして成長させたかったからそれだけの爆弾が落とされているんだということ。そして、それに耐えられるほど強く、成長の意欲が高い、高邁な魂であるということなんです。
だからあなたは優れていると言っているわけではありませんよ。人の課題と自分の課題を比較するのをやめて、自分の課題に集中して取り組んだほうがいいですよと言いたいのです。人の魂の旅はその人のもので自分とは別物です。
絶望する必要もないし、投げやりになる必要もありません。
チャンスはいくらでもあるし、自分の中にすべてがあることに気づけば、あなたの魂の輝きを取り戻せます。
ただ頭で思うだけではダメですが、でもそれも大きな一歩なんです。
この理解があるのとないのでは違いますよ。取り組む姿勢や希望が違ってきますから。
でも、頭の理解だけでは理解していないのと一緒です。身体に落とし込む必要があります。
深いレベルで、「あ~、私は愛されてたんだ」「あ~、私はこんな要素もあったんだ」と気づくことが本当の気づきです。
いま与えられている環境が与えられている課題です。
そこから一個一個取り組んでみましょう。いきなり複数の課題を処理しようとしないでください。一個一個が大切です。
どうやって取り組んでいけばいいかはカウンセリングでもお手伝いできると思います。
東京都新宿区(大江戸線牛込柳町徒歩1分)にてカウンセリングセッションを行っています。