前回の記事の通り、ボクは自分に起こるあらゆることは、「あなたには欠けているものはない」ということを教えてくれるメッセージだと信じています。
ボクのカウンセリングの背景にはそれがベースにあります。
それを教えてくれる立場に立ってみると、あなたは実際には欠けていないくせにずっと欠けていると信じ込んでいたとしたら、それを気づかせるのに一苦労です。
適切な例えかどうか分かりませんが、あなたは日本に住んでいるにもかかわらず、ここはアメリカだと信じ切っているのです。「ここは日本だ」と主張しても、「そんなはずはない」と言うんです。
そういう人を見ると、「ホントおかしいやつだなぁ」と思うかもしれませんが、では、日本とアメリカを逆にして考えてみてください。
今住んでいるのはアメリカだと主張されたとすると、どうですか? 今度はそっちの方がおかしいと思うはずです。
そんな感じで強く信じ込んでいるんですよ。自分は何かが欠けている存在であるということを。
その信念が強いほど、そしてガンコであればあるほど、気づいてもらうのが困難です。
気づかせるためにはどうしても強いショックを与えるしかありません。
早く気づくためには、素直であることが必要です。
素直であるというのは、自分の本当の思いや感情に素直になるということです。
どんなにネガティブな思いや感情であっても、それは自分から出てきたものなら、それを認めて受け入れることです。
抵抗しないこと。
抵抗するから、もっと強くなるんです。
だってそうしないと気づかないから。
否定するから、強くなるんです。
嫌うから、強くなるんです。
無視するから、強くなるんです。
だって、気づいてほしいから。
一つひとつの感情や思いをただ気づいてあげること。認めてあげること。居場所を与えてあげること。
それだけです。
赤ちゃんをあやすように、困った感情や思いであってもそれを感じてあげてください。そのエネルギーをただひたすら感じる。嫌なエネルギーであればあるほど、それを大切に扱って、感じ切ってください。
何か伝えたいメッセージがあるようなら、それを受け取りましょう。勘違いのメッセージでも何も問題ありません。そのメッセージをただ、「そう感じているんだね」と承認してあげる。
とにかく何もかも全面的にOKを出し、受け入れてあげることです。
そうすれば、だんだんと欠けていた自己愛が埋まってきます。
自分自身の中にそれがあったことに気づきます。
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「正直であること」
東京都新宿区(大江戸線牛込柳町徒歩1分)にてカウンセリングセッションを行っています。