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野口嘉則著「鏡の法則」解説

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もう、6年前くらいのベストセラー本「鏡の法則」。100万部以上売れたそうです。
著者の野口嘉則さんは、ボクから見て本当に素晴らしい人です。
野口さんが書いた他の本やFacebook記事を読みましたが、野口さんの洞察力は半端でなく、現代のマスターの一人であると思っています。

「鏡の法則」は、投影の仕組みを物語形式で説明した小説です。
著者の才能が余すことなく発揮されており、鏡の法則(つまり投影です)を世に知らしめた功績は非常に大きいです。
小説では主人公が、父親に対する思いを投影しており、子どものいじめという問題に現れたのですが、原因である父親に対する許しを完了することで、人生の問題が解決されていきました。

そして、野口さんは解説のところで、許すための8ステップを紹介しています。

ステップ1 ゆるせない人をリストアップする
ステップ2 自分の感情を吐き出す
ステップ3 行為の動機を探る
ステップ4 感謝できることを書き出す
ステップ5 言葉の力を使う
ステップ6 謝りたいことを書き出す
ステップ7 学んだことを書き出す
ステップ8 「ゆるしました」と宣言する

まさに、カウンセリングでやっているアプローチですね。素晴らしいやり方です。誰もができるやり方で、とても効果的だと思います。
ステップ2は「感情の解放」で、ステップ3と6と7が「リフレーミング」で、ステップ4で「感謝」の力を使っています。
野口さんのこの方法が素晴らしいのは、リフレーミングをやる前に、感情の解放を持ってきている点です。感情の解放なしにリフレーミングをやっても、あまり効果がありません。奥底にある相手へのネガティブな感情がある限り、リフレーミングは表面をなでただけで終わってしまうのです。
だから、このステップで「許し」を行うときは、十分にステップ2をやることが大事です。野口さんは誰でもできるように、紙に書きだすことを提唱していますが、このブログを見てくださっている方はEFTをやってくださいね。EFTの方が早く感情解放できます。

そして、リフレーミングですね。相手の立場に立って考えてみるのがステップ3。冷静に自分の非を認めるのがステップ6。この状況から学んだことを見つめることで、この問題こそがギフトだったことに気づかせるのがステップ7です。
このステップの順番も計算し尽くされているのを感じます。

ステップ4の「感謝」も許しに絶大な効果を発揮します。なぜなら感謝は許しの上位概念であり、許していなければそもそも感謝なんてできません。感謝をすることで、自然に許しの気持ちに持って行かせるのです。感謝の繰り返しによって、はじめは許せなくとも、だんだんと許せるようになってきます。ボクたちは言葉と理由を一致させようとします。感謝することで、感謝すべき理由を無意識に考えます。ここでリフレーミングが起こるんですね。
また、感謝にはネガティブなエネルギーを中和させる効果がありますから、許せる状態に持って行きやすくなります。

この8つのステップは、1時間程度で完了するものではありません。かなり長い時間をかけて繰り返しやっていくものです。数日~数か月、人によっては数年かかる場合もあるでしょう。
そのくらい「許し」は難しいものです。
このプロセスをできるだけ短時間で終わらせる手法が、マトリックス・リインプリンティングです。
手前味噌ですが、ボクが知る限り、許しへの最短アプローチです。1時間の1セッションだけでかなりプロセスが進みます。
だからこそ、個人セッションが大事だし、それだけの価値があるものだと思っています。

最後は自分の宣伝になりましたが(-_-;)、もし、鏡の法則を読まれていない方は読んでみてください。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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