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感じることの大切さを伝えたい!

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感じることの大切さ

昨日(9/8)、一昨日はハートシフト・セミナーでした。

感じたのは、「やっぱりセミナーって楽しい♪」ということです。

大勢の中で話すセミナーも楽しいですが、少人数で一人ひとりの意見や気持ちを感じられるのは、より気持ちが動いて楽しいなと思います。

参加者の方々が新しいことを発見し、気づいていくことを間近で見れるのは大きな喜びです。

セミナーでは「感じる」ことの大切さをお話ししました。
そして感じる練習をやっていきました。

「感じる」というのは私自身の人生の課題でもありますから、情熱を持ってお伝えしたいことがたくさんあります。

またセミナーは開催しますので、ぜひ来ていただきたいと思っていますが、金銭的な面とか、時間的、距離的な面で来られない方もたくさんいらっしゃると思います。

少しでもブログやメルマガでお伝えできたらなと思っています。

今度本を2冊出す予定ですので楽しみにしてください。
出版が整ったら、また告知いたします。

体験とは何か

何か大きな悩みや不安を抱えているとします。
悩みごとを考えながら、食事をしているとしましょう。

このとき、料理の味は感じていますが、味わっているとは言えません。

一方、大好きなレストランで美味しい料理を食べているとします。
このとき、料理を一口一口味わっています。
「美味しい」と感じながら食べているとき、料理を味わっていると言えます。

前者と後者では味わい方が全然違います。
前者は食事の記憶はほとんど残っていないでしょう。後者はよい記憶として残っています。

私たちは常に「体験」をしている

私たちが日常何をやっているかというと「体験」です。
何をしているかは別にして、何かの体験を常にしています。

今を生きる

「今を生きる」という言葉があります。
マインドフルネスは今を生きるためのツールと言えるでしょう。
マインドフルネスは「気づく」ことをやっていきますが、それって別の言葉で言えば、「今体験していることに気づいている」ということです。

「今ここ」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。
「今ここ」に意識を向けることは、今体験していることに意識的になっている(気づいている)ということです。

マインドフルネス

マインドフルネスの練習は気づいていれば何でもいいです。
基本通りに呼吸に気づくことをやっていくこともあれば、音や思考、身体の感覚の変化、見ているものの変化、食べることに気づくことも効果的です。

気づくことは、体験を味わうことです。

なぜ味わうことが大切なのか

では、なぜ味わうことが大切なのでしょうか?

人生は体験の連続だからです。
ただ、今の体験がずっと続いているだけです。
瞬間瞬間、体験していることは変わります。
でも、体験しているということは変わりません。

体験そのものが人生

寝ているときは体験している感覚を味わえませんが、起きているときは常に体験しています。

つまり、体験そのものが私たちの人生です。

体験の出来事にしか目を向けていない

私たちは体験のよさ、悪さにしか目が向きません。
自分にとってよいことが起こることを期待し、悪いことがあるのを嫌がり、避けようとします。

これは自然なことですが、出来事にしか目を向けておらず、自分がどう体験するかということはおろそかになっていると思います。

ここがとっても大事だと感じています。
出来事をどう感じるか、どう捉えるか、どう活かすかということです。

体験したくてこの世界にいる

スピリチュアルを持ち出しますが、スピリチュアルでは、私たちは「体験」したくてこの世界にいます。
いろんな体験がしたいのです。

体験したいのは必ずしもよい体験ばかりではありません。
たとえば、愛のない状態を感じてみたい、不安を感じてみたい、孤独感を感じてみたいと思っている魂もあるようです。

感じる力を高める大切さ

同じ体験をしていても、感じ方は人それぞれです。
同じ映画を見たとしても、どんなふうに気持ちが揺れ動くかは全然違います。

「感じる」ことを閉ざしている人、感じ方が弱い人は、体験から得る情動の動きが弱いです。

そのため、喜びや感動、ワクワクといったポジティブな感情を感じにくいので、人生の醍醐味を味わえることが半減してしまいます。

なので、「感じる力を高める」というのは本当に大事なことです。

HSPはネガティブに感じることへの対処法を身に着けるのは必須

HSP(繊細な人)は、本来感じる力が強いのですが、ネガティブな刺激を感じる苦痛も大きいため、どうしても感情を閉ざす方向に行ってしまいます。

HSPの人たちは、ネガティブな苦しみにいかに対処するかを学ぶことは必須だと思います。

ネガティブな苦しみの問題点

ネガティブな苦しみの問題点は、今苦しいというのも当然ありますが、私が問題視するのは、過去の苦しみを長く引きずってしまうことです。

嫌なことがあって苦しんだのに、さらにそのことに長年悩まされるって最悪じゃないでしょうか。

たとえば、いじめに遭ってトラウマになり、それだけでも苦しいのに、そのトラウマのせいで、その後の人生が消極的になったり、人間関係で苦労したりするのは、踏んだり蹴ったりですよね。

私が伝えたい情熱は、「嫌なことが起こったのは本当につらかったですね。だからこそ、なるべく早い段階でそのことを終わりにしましょう!」ということです。

嫌なことがあって苦しんだ人ほど、将来は報われてほしいなと切に願います。

だから、執着を切ることを啓蒙したいんです。

味わわないから体験が完了しない

何で執着しているかというと、簡単に言えば、体験が「完了」していないのです。

嫌な体験は感じたくないですよね。味わいたくないですよね。

だから、抑圧しちゃうんです。

結果、怒りや悲しみや恐れが心の奥に残ったままになっています。
そのとき本当は言いたかったこと、したかったことを封印しちゃうんです。

だから、体験が「完了」しないのです。
その体験に、将来も悩まされることになります。

体験を完了させれば過去の執着を切れる

じゃあ、どうすればいいかというと、体験を完了させるということです。

それは、過去に感じていなかったことを、ちゃんと感じ直す必要があります。

難しい言葉を使えば、「抑圧された感情を解放する」ということです。

そして、当時言いたかったことや、やりたかったことを表現します。

タイムマシンに乗って過去に戻ることはできないので、物理的にやり直すことはできませんが、過去をイメージして、出てくる感情を感じることはできます。

それで体験が完了します。

味わっていなければ体験しているとは言えない

食事の例のように、いくら出来事があっても、味わっていなければ体験しているとは言えません。
より味わっている状態であれば、より人生を体験していることになります。

海外旅行が充実している理由

たとえば、一週間の海外旅行に行ったとしましょう。
このとき、かなり気を張っているのではないでしょうか。
緊張しているということもあるかもしれませんが、ワクワクもたくさんあるでしょう。
「この体験をしっかり味わいたい!」と思っているでしょう。

だから、濃い日常なのです。たった1週間がものすごく充実したものになるのです。

もちろん、非日常の体験だからというのもありますが、本質的には「味わっている」からそう感じるのです。

味わうことの大切さ

味わうというのはものすごく大切なことなのです。
マインドフルネスの練習はより人生を味わうためという意義もあると実感しています。

喜びを味わえない人

喜びの体験は味わいやすいですね。
とはいえ、中には喜びの体験を味わわない人もいます。
受け取り下手な人です。

そういう人は、喜びを受け取ることに居心地の悪さを感じます。
これは自己否定(自己価値の低さ)から、受け取る価値がないと思う人もいれば、「いいことがあると悪いことがある」というようなビリーフ(思い込み)から、よいことを受け取るのが恐くて受け取らないという人もいます。

ぜひ喜びを受け取ってくださいね。

ネガティブな体験こそきちんと味わう

では、ネガティブな体験はどうでしょうか?

特にネガティブな感情を感じるような出来事は味わいたくないものです。
ですが、ネガティブな体験こそ、きちんと感じきることが大事です。

ネガティブな体験を感じるのを恐れないでください。
もし、恐ければ、思いっきり恐がってください。
恐いという体験を感じることを恐れないでください。

しっかり恐がると恐さが薄れてきます。
そして、ネガティブな体験をきちんと感じましょう。

妄想を感じないこと

でも、これは「妄想」を感じないようにしてくださいね。

妄想は「今起きていること」ではなくて、「将来起こるかもしれない未実現のこと」です。

大事なのは「今起きていること」を感じることです。

まだ起きていない妄想は、事実ではありません。
妄想して、ネガティブな感情が出て、それを感じてもキリがありません。妄想はいくらでも想像できますから。

どんな体験を味わいたいか

味わうことそのものが人生です。

味わうことができるのは大いなるギフトです。
こんな宝はありませんよ。

味わえるセンサーがあるということは本当に素晴らしいことです。

皆さんはどんなことを味わいたいでしょうか?

漫然と生きていると、何を味わいたいのかが分かっていないものです。

好きなことを一つ挙げてみて、それはどんなことを味わいたいから好きなのかを考えてみるといいですね。

たとえば、サッカー観戦が好きだとします。

「サッカーを見て、興奮して一喜一憂するところが好きだ」
「激しく感情が揺れ動くところが好きだ」
「応援しているチームが勝つときの喜びを味わうのが好きだ」
「応援している選手が成長していく姿を見るのが好きだ」

人によって好きなポイントは違いますので、自分の好きポイントが明確になれば、それを人生の中により取り入れていくこともできます。

自分が「これを味わいたい!」と思うことがスタートです。

それがあれば、「それを味わうために何をしようか?」という発想になり、行動に移せます。

そのためのやる気も出て、エネルギーが満ちてきます。

ただ、受動的に人生を生きているだけではエネルギーは満ちていきませんね。

ぜひ、「私は何を味わいたいの?」と自問してみてください。

皆さんが、自分が味わいたい体験をますますできますように!

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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