引き寄せの法則 PR

引き寄せの法則の違和感

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引き寄せの法則の応用テクニックで「すでにその状態が達成したかのようにふるまう」というのがあります。

「幸せになりたい」場合、幸せになりたいということは無意識では「今は幸せではない」という思いがあるということだから、幸せではないことが現実化される、と引き寄せの法則は説きます。
無意識の思い込みが現実になるからです。
そのため、「もう既に幸せだ」と言葉に出し、それをイメージすることで、それが現実化するといいます。
それが、「すでにその状態が達成したかのようにふるまう」ことの意義です。
幸せではなく、あらゆる成功もそう。
たとえば、お金持ちになりたい場合は、お金持ちであるかのようにふるまうということです。
なんらかのことで成功したければ、すでにそれがかなっているかのようにふるまうということです。

これは、自己啓発書でも結構書かれていて、願いがかなう究極のテクニック的な位置づけです。

ボクはこれに違和感を覚えます。
実現可能性が高いかどうかを問うているわけではありません。
理論的には実現可能性を大きく高めるのでしょう。
でも、何か嫌なのです。

幸せになりたいというのは当たり前の思いです。
幸せだと思っていないのに、今幸せだと無理やり思うことは、逆に無意識に抑圧しているような気がします。
無理やり演じて本当にそうなれるんでしょうか。

「今幸せではない」

この認識がはじめの一歩なのです。
これを認めないかぎり、変容は訪れません。
きちんとそれを認める。

すると、自然に「だから幸せになりたい」と思うはず。

そして、「幸せになろう」強く決意することが、幸せへの次の一歩だと思います。
その強い決意、コミットメントがあって、脳が幸せに結びつく手段をサーチし、一見偶然と思われるような出会いがあり、直感で感じたものに勇気を持って飛び込むことで幸せになれるのではないかと思います。

「幸せ」でなくとも「成功」でも同じことです。

無理やりなりたい境地を望みふるまうよりも、今の正直な心、感情をきちんと認めることのほうがボクはずっと大切だと思っています。
それがあったうえで、自分が理想とする境地をイメージするのなら大賛成です。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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