ホリエモンこと堀江貴文さんがインスタグラムにアップしたお肉の写真にあるコメントがつきました。
この写真にこんなコメントがつきました。
や、やさい食べてますか?w
すると、このコメントにかなりの長文で猛反論したのです。
ホントクソな質問だよな。お前死んだ方がいいよ。肉の写真をアップしてるのはインスタで和牛を広めたいからってんの見てわからない? お前クソ? そもそもふつうに野菜は好きだからたくさん食べてるけどインスタでそれをアップしてもクソの役にも立たねーだろ。
それを野菜とかを子供の頃嫌いだっただろうお前みたいなやつらに邪智されたくないね。おれは美味しい野菜を子供の頃からたくさん食べててむしろ肉より野菜の方が好きだった。それは食ってた肉がまずかったからだ。それを良薬口に苦し的な文脈で野菜を食べた方が健康ですよって上からマウントでクソコメント送るなボケ。二度と来るな
これはとてもよい教材なので使わせてもらうことにしました。
ホリエモンが悪いとか、ダメだとかそういうのではありません。
むしろ、ホリエモンはかなり自己肯定感が高い人だと思うので、ホリエモンを批判する意図ではなく、解釈の格好の事例なので取り上げました。
言外の意味づけをしてしまう
言葉には必ず意味があります。
この意味づけが極端に拡大解釈になってしまうと弊害が出ます。
文字通り、「野菜食べていますか?」と受け取るだけであれば、ここまで反論しないはずです。
ですが、ホリエモンはこの文章に書いていないメッセージを読み取りました。
これはホリエモンしか分からないことなので、たとえとして適当に書きます。
みたいに、頼まれもしないアドバイスを言われているように捉えたのかもしれません。
どう捉えたかはホリエモンしか分かりませんが、カチーンときて、感情のままにメッセージを書いたのでしょう。
言動を解釈して受け取っている
私たちは、文字や言葉、人の行動を文字通り受け取っておらず、解釈して受け取っています。
この「解釈」は人によって全然違います。
ネガティブに解釈すると世界は苦しい
同じ出来事でも、ポジティブに解釈する人もいれば、ネガティブに解釈する人もいます。
ネガティブに解釈する人は、世界が敵だらけ、批判だらけに解釈するので、世界が恐ろしいです。緊張しています。萎縮します。
解釈は自分流に偏っていることを認識する
まず、大事なことは、「解釈」つまり、物事の捉え方が自分流に偏っているということを認識するということです。
世界をあるがままに見ていません。
自分流に捉えています。
捉え方さえ変えれば心の問題はかなり片づく
もし、嫌な世界に見えているのなら、捉え方の問題がかなり大きいです。
ということは、逆に言えば、捉え方さえ変えれば、かなり心は楽になります。
心の問題の半分くらいは、捉え方を変えることで片づくのではないかと思います。
捉え方を緩めて心を楽にする3つのステップ
ステップ①自分流に偏った捉え方をしていることを認める
繰り返しますが、まず、はじめのステップは、「自分の捉え方は自分流に偏っている」と認識することです。それを認めることです。
それがないと、捉え方を変えるということにはつながりません。
ちなみにすべての事柄を中立に捉えられることは不可能です。
ロボットなら可能でしょうが、私たちはいろんなイメージや思考をくっつけて、物事を捉えているので、全員、自分流の捉え方をしています。
ステップ②自分流の捉え方のクセを見つける
次のステップが、自分流の捉え方のクセを観察することです。
たとえば、何か嫌なことを言われた場合、嫌な言葉そのものを書いてみて、それをどんなふうに捉えたかを紙に書き出してみましょう。
何度かやっていると、自分の捉え方のクセが見えてくるはずです。
ステップ③クセに気づいて止める
最後のステップが、捉え方のクセに気づいて、止めることです。
根本解決は、捉え方のクセの原因を解消することですが、これは複雑になるので、簡単に書けないのが残念です。
とはいえ、クセが見えてくるだけでかなり大きいです。
これは「クセ」であり、事実ではないということが分かるだけでずいぶん楽になると思います。
そして、クセは止めることができます。
自分流の捉え方をしているな、と気づくことが大事です。
クセは気づけないと止められません。
自分流の捉え方をしていることに気づければ、意識的に止めます。
クセの止め方
止め方は何でもいいです。
「やーめた」と言うだけでもいいですし、「ニュートラルな自分に戻ります」とへその下にある丹田を意識しながら唱えてもいいですし、やり方は無数にありますので、自分に合った方法で止めます。
すると、拡大解釈がなくなるので、それに伴う怒りや悲しみなどの感情もスゥーッと消えます。
これが短期的な解消法です。
これをマスターするだけで、心はかなり楽になると思います。
捉え方を根本から変える方法
先ほど書いた根本解決は、自分流の捉え方をしている原因となっている思い込みに目を向けていくことです。
たとえば、「野菜を食べない人=節制ができない人」と解釈していて、「節制ができないこと=人間として劣っている」と解釈していたとしましょう。
すると、野菜についてのコメントは、「あなたは劣っている」というメッセージに聞こえてしまうのです。
ホリエモンがそう思っているというわけではなくたとえです
これが「自分流の捉え方」の奥にあるものです。
無意識の心のクセを可視化する
これらは、まったく意識しないところで動いています。
これをゆっくりと可視化して、心のからくりを解いていくと面白いですね。
これを溝口あゆかさんから学んでハマりました。
まとめます。
捉え方を緩めて心を楽にする方法のまとめ
- ステップ①「わたしの世界の捉え方はわたし流に偏っていることを理解する」
- ステップ②「わたし流の捉え方のクセを見つける」
- ステップ③「捉え方のクセが出たときに、気づいて止める」
- ステップ④「捉え方のクセの原因になっている思い込みを見つけ、それを緩める」
参考になれば幸いです。
思い込みを見つけて緩める根本解消は、カウンセリングでやっています。