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「思考が現実化する」の誤解

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自己啓発やスピ系の本には、思考の重要さがたくさん書かれています。
思考が現実を作るということがさんざん述べられています。
「思い込み」や「信念」も含めた思考が人生を作ると…

それは確かにそうなんですが、いろんな人がいろんな書き方で書いていて、
受け売りで語っているようにみられるものがよくあります。

知識や体験がなかった昔のボクは、それらをうのみにしていましたが、
今読んでみるとホント毒をまいているんじゃないかと感じることもあります。

ポジティブなことを考えるだけで、ポジティブな出来事がやってくるなんて
(逆もしかりです)、あれは省略も甚だしいです。
そういう書き方をすると読者が誤解するのは当然ですね。

この考えをうのみにすると、ネガティブ思考の人は、
自分がネガティブに思うことを自己批判します。
自分が不幸なのはネガティブなことを思うからだと思ってしまいます。
そして、さらなる不幸に巻き込まれます。

ある思考が湧き上がったからといって、現実化するわけではありません。
その思考を選択し、行動に移さない限り、現実化するわけではないのです。

「思考が湧き上がること」と
「思考が湧き上がって、それを選択し、行動すること」

ここにはものすごく大きな差があります。

思考が湧き上がるだけで、現実化すると思うのは勘違いです。
そういうふうに主張する人は、それを本当に現実に体験したのでしょうか?

受け売りで言っているだけに過ぎないような気がします。

これを信じちゃうと、思考をコントロールしようとするんですね。

ここが大きな落とし穴です。
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ボクは、ポジティブ思考の考え方は好きではありません。
ネガティブなことを考えないようにして、できるだけポジティブなことを考えるようにするとか、そんなの不可能です。

思考はコントロールできないんですよ。

ちゃんと思考を見つめていればわかります。
思考は勝手にやってくるんです。

嫌な思考が出てきた場合、それをダメなものとして扱うと、その思考を見ないようにするか、消そうとするか、別のポジティブな見方をするかします。
どうにかしてコントロールしようとするのですが、それは、抑圧に過ぎません。

思考は抑圧すると強くなります。これは心の法則です。

なので、嫌な思考に巻き込まれている場合、それを抑圧して思考のエネルギーをどんどん強く育てているだけです。

このエネルギーが臨界点を超えたら、行動に移る可能性もあります。

怒ることを抑圧している人間が、限界まで行ってキレて激しく怒るような感じですね。

じゃあどうすればいいかというと、いろいろ方法はありますが、
今日のブログで一つ紹介するのは、思考をイメージの中で十分行うことです。

たとえば、「Aさんを殺したい」という思考が出てきたとします。
本当に殺したいわけではなく、何でそんな思考が出てくるのか分からないかもしれません。
おそらくAさんに対して何か抑圧しているから、「殺したい」という思考が出てくるのでしょう。

その思考を見ない振りしたり、消そうとしたり、自分を責めたりするのは無意味どころか害にしかならないので、そんな行為はやめます。

その思考のエネルギーを十分使うのです。
イメージの中でAさんを殺しましょう。

ここで、自分の道徳的、倫理的な思考が出てくるかもしれません。
でも、それは邪魔です。
イメージの中で行うことと、実際に行動することは全然違います。
これを一緒にするから苦しくなるのです。

少し時間はかかりますが、イメージでも思考のエネルギーは消費されます。
タッピングを組み合わせるともっと消費は早くなります。

マトリックス・リインプリンティングの原理と一緒ですね。

思考はエネルギーです。
エネルギーは消費すれば、力を失います。
抑圧はエネルギーを増幅させます。

消費させれば悩まされません。

ただ、消費させても何度も出てくる思考は、また別の原因があるのでしょう。
そこはセッションなどに頼るのが賢明だと思います。

ABOUT ME
西川佳宏(よっし~)
西川佳宏(よっし~)
境界線専門カウンセラー。境界線(バウンダリー)専門・心理カウンセリング「セルフコンパス」代表。 会計事務所・外資系証券会社・医療設備メーカーでの10年超の会社員経験を経て、2012年6月にセルフコンパス設立。英国HOLISTIC HEALING COLLEGE Integrated Counselling Diploma取得。心理カウンセラーとして境界線を適切に引くためのサポートを提供。 特に効果が高いのが人間関係の悩み、自己肯定感が低い悩み、過剰責任感・完璧主義の悩み、罪悪感の悩み、HSPの悩み、不安・恐怖の悩み、うつ・不安障害の悩み。 柔らかな雰囲気に加え、こころの悩みの本質をやさしく説明するのが得意。プロフィールの詳細はこちら

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